X Instagram

WORKS

製作実績

チャッカマンの店頭販売用包装資材には多岐にわたり、それらの企画、設計、製造を担当させていただいて約15年が経ちます。たいていの場合はマイナーチェンジの対応ですが、長く関わらせていただいているからこそ見えてくることもありました。今回は、数ある提案の中から複数例をご紹介します。

製品仕様

クライアント (株)清水東海様
用途 チャッカマン店頭販売用ブリスターカード・ハンガー・一個箱・内箱
材質 コートボール・カードB
印刷 特色・セット4色など(製品による)
形状 ブリスターカード・ハンガー・個箱
納品エリア 静岡県清水市
製作期間 状況によりさまざま


内箱、ブリスターカード、一個箱、ハンガータイプ



ご依頼内容①

私たち営業は、お作りした製品の納品を担当することもあります。その際に、現場の方とコミュニケーションを取らせていただく機会に恵まれました。ブリスターカードをハンガーに延々と差し込む工程を担当している複数人の方々からお話を伺うと、同じ動作が続くため、腱鞘炎になりやすいとのことでした。それで、ではちょっと考えてみましょうか、という流れで企画がスタートしました。



長年のレギュラー案件ならでは。現場の作業負担を軽減する設計

作業者の方がひとつひとつ差し込むときに、できるだけ差し間違うことなくスムーズに差し込める形状を探りました。弊社のデザイナーを現場に連れていき現状を見てもらったりもしました。設計の大まかな方向性が決まると、次は細かな調整に入ります。何度もサンプルを提出してお客様に検証してもらい、トライアンドエラーを繰り返して、より良いものに仕上げていきました。

手作業でブリスターカードを差し込んでいる

ブリスターカードをハンガーのポケットに手作業で差し込む。

 

手間や時間はかかりましたが、どんどん改善されていく工程はおもしろくもありました。何より、お客様にご協力いただけて、さらに作業者様の負担が軽減できたので、達成感のある仕事でしたね。継続して関わらせていただいているからこそ実現できた改善提案だったと思います。



ご依頼内容②

商品が持つ機能やコンセプトをパッケージで表現したいというご要望をいただくことがあります。機能性がひと目でわかるデザインや加工、コンセプトにふさわしい紙質などをそれぞれ提案します。



商品コンセプトや機能性を伝える紙箱パッケージを提案

商品の特徴に応じて、やさしい質感や温かみのある紙、光沢感のある紙などといった要望をいただくと、私たちは紙の専門家である紙問屋に相談します。彼らの知見を借りながら、お客様のイメージに合致する複数のサンプル紙を見つくろって提案。デザインや加工もそれに準じて仕上げていきます。

デザインや素材の違うパッケージ

製品イメージや機能性を直感的に消費者に伝えることに貢献。

 

商品があふれている店頭で、いかにその商品を理解してもらい、手にとてもらうか、その最前線がパッケージだと考えています。説明書きを読まなくても、「火力がありそうだ」とか、「使い勝手が良さそうだ」とか、「環境に配慮しているな」など、直感的にわかるパッケージ製作を行っています。



工夫したポイントのまとめ

①設計を調整して製品セット作業時の作業者様の負担を軽減
②紙質やデザインで商品コンセプトや機能性を消費者にわかりやすく伝える



この製作をふりかえって

数年前にデザインを一新するタイミングがあり、旧資材の在庫と新デザインの在庫が重なるために、倉庫のスペースが限界に達する恐れがありました。その際に、お客様と密に連絡を取り合い生産スケジュールを調整。在庫の飽和状態を無事に回避することができました。長いお付き合いとはいえ、弊社側の問題解決に力を貸していただけたことが嬉しくもあり、恐れ多くもありました。

また、ある時は、お客様の工程管理や資材発注に関わる責任者の方が、急なことで交代することになり、引き継ぎなどもできない状態で製作進行が危ぶまれたことがありました。その際には、私が管理している資材については、生産予定だけをお聞きして、納品までの一切を任せていただき乗り越えたことがありました。その責任者の方には、かつていろいろと助けていただいたこともあり、微力ながらお力添えができたのではないかと思っています。

長いお付き合いの中で多くの資材製作を任せていただいていますが、お客様目線でのものづくり精神は、一貫して徹底しています。もともとは2社で担当していた業務を弊社に一任していただいた経緯があるため、責任の重さを真摯に受け止めて業務に取り組んでいます。引き続き、紙箱パッケージ製作のプロフェッショナルとして、頼りにしていただけるよう努めていきたいと思っています。

お問い合わせ、ご相談はお気軽にこちらからどうぞ!

今すぐ問い合わせる

カテゴリー

アーカイブ

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます。

X Instagram
前のページに戻る